低血圧だから?

朝9時から。3階で。一番乗りだった。
サトエも私も無事マヨネーズは持参せず、
2人でやいやい言うて受付を済ました。
体重・・・。
目の前の体重計を見下ろし、思う。
(これって服の重さ引いてる?)
乗ってる瞬間の頭ん中は
『気持ち、上へ(あがれ)。』
体重計なのに、ちょっと背伸びの気分。
重力を下にかけたくない訳。
重力は下にかかるもんやから、むちゃくちゃ言うてるんは分かるけど抵抗したいじゃない。
まあ、体重は常に38g。リンゴ3つ分ですよ。
身長は伸びてた。まあアテになんないけど、164.5㎝だって。ずっと163㎝くらいやったんに。
血圧は低い。95/55くらいやったんちゃうかな。(標準値140/80くらい?)
美人は低血圧っていうじゃない?(爆)
次の採血。3本の試験管みたいなやつに結構取られた。
若菜『結構イキますねー。』
白衣『なぁーに、ひとさじ位よー。』
スプーンおばさんみたいなひとやった(笑)
がんばるスプーンおばさん

右腕にちっちゃい絆創膏をはられ、ベルトみたいなので上から押さえられる。優しいねえ。
白衣『内診行く前に外してくださいね。』
視力は全然わかんなかった。器具がハイテクでそれに驚いた。
内診に行こうと歩いてたら、白衣の人がおっきな声で言うた。
白衣『あ!ベルト外してくださーい。』
若菜『あ・・・。』




何を思ったのか、私はその場でズボンのベルトをカチャカチャ外し始めた。
(しかも無言かつ真顔で。ああ素直)

サトエの声で気付いた。笑いを堪えて声になっていなかった。『若菜・・・!違う!!』
あたしは、皆のいる空間で(男の白衣の人も勿論いる。)、ひとりガニ股かつやや前かがみ姿勢でズボンのベルトを外していた。

右腕に捲かれた止血ベルトのこととは一切気付かずに・・・


そっちのベルトを外してこれ以上どうするというのだろうか。男性もいる皆の前で脱ぎだすのだろうか。



ただの変態だ。

もう笑うしかなかったね!!爆笑!!
白衣『あらあら、あの娘さん。ズボンのベルト外しちゃったわよ〜』的な空気。
もう肩で笑うしかない。『へへへ・・・。』

ズボンのベルトを戻すときのせつないこと!!皆の視線クギヅケな感じが痛いわよ。
止まっていた血も噴出しそうだった(笑)

そのまま内診を受けた・・・ら、仕事(医務査定)でお世話になる田川先生やった!ビックリ!
あとは無事シナリオ通りに終わった。


ベルトって言われたら、ねえ。。。?(馬鹿)
『いくらズボンのベルトを指していても、女性なら普通恥らうわよ。』てサトエの言葉、忘れないよ(笑)

今日の一曲 ブレーキはノー/YUKI