女の子は占いが好きなんです。
なんか占いの館があることを知り、将来の自分に期待を持ちつつ足を運ぶ!
プラネタリウムに入り、なんやら『★占い』が始まる模様。
場内の電気が一斉に消え、ティアラとステッキを掲げた妖精?に扮した女性が登場!
これから何が始まるんだろうというワクドキ感に駆られたお客たち(私含む)は、大人心を片隅に置き童心で話に聞き入る。
妖精『では場内のお客様にご協力いただき、代表で1名の方に、その方の生まれた時の夜空を見ながら、運勢を占いたいと思います!』
おおおお!!!やりたい!
妖精『ご協力いただける方、挙手をお願いします。』
若菜『ハイッ!!』
即答した。手もシャンと挙げた。ええ、23歳ですよ。相手が妖精だからって、「こういう催し物で前に出るのは子供の役目」とか思ってたら、可能性を下げるだけよ(笑)
前に出る出ない関係なしとしても、可能性にかけたいやん(笑)←単にがめつい。
妖精『ありがとうございます。では複数人いらっしゃるようなので、私とじゃんけんして勝った方にお願いしたいと思います。では、ご起立ください。』
あ!?複数人いるの??��('Д';
なんだー複数人いるのかーと思いながら起立。4〜5人いた。
全員『最初はグー、ジャンケン・・・』
若菜、グーで妖精に一人勝ち!!
妖精『では前にお願いしますー!!』
一緒に来てた先輩は「マジかよ!?」的に笑ってた。
私は階段を降りながら、城之崎でイルカショーに出た時のことを思い出していた。
前に出て、客席を見ると・・・意外にも人の多さに恥ずかしくなった。
妖精に、個人情報(名前・今日はどこから?出身地・生年月日)をいろいろ聞き出され、笑顔で答える普段は外資系金融業に励む総合職だが仕事とは事務。
妖精『林さんは、恋愛運・金運・総合運の何が一番気になりますかー?』
林さん『えーと恋愛運ですかね・・(えへへ的な笑み)』
大勢の客、一切関心なしの空気!!
笑えるよねー!じゃんけん一緒にした人から見れば、もう興味もなんにもないんですもの。
しかし、ここからの数分は、みんなが私の運勢を共に体感しなければならない。
席に戻ると妖精がステッキを振った。
妖精『では、ご覧下さい!林さんが生まれた時の夜空ですー!』
場内が暗くなる。穴があったら入りたかった。